ブログが嫌いになりました

今年の3月くらいにこのサイトでブログを運営していた.

くだらない内容だった.誰が見るんだというコンテンツをばかばかしく一生懸命に書いていた.

認知度を上げたいと思ってTwitterを開設した.そうすればアクセス数が増えて収益化に繋がると思ったからだ.

実際アクセス数は増えた.日ごとに増える閲覧者に心を躍らせていた.

 

しかし,しばらくしてあることに気づく.ブログ界隈の実態は薄汚くせこい人間にあふれていたことに.

Twitterを見渡せば,ブログ初心者に収益化のコツを教えるアカウントばかり.はたまたフォローして間もなくDMを送りつけてくる者までいた.

勿論善意でこれをやっていた人もあろう.しかし,ほとんどは初心者を釣って自身の有料記事を買わせたり,自身のフォロワーを増やしたり,そういう意図が見え見えだった.

ああ,なんかくだらないな.

朝から晩までネットに張り付いてブログ運営を学んでいた私はふとそう思った.

どいつもこいつも透明な満面の笑みで初心者に近寄り,ノウハウを教える振りをして私たちを漬け込んで裏では真っ黒な薄汚い笑顔を浮かべている.せこい人間ばっかりだ.気色が悪い.

「自分のだけの知識・経験・体験をテーマにするといいですよ!」

そう言ってくる彼らのブログには個性など一つもなかった.なぜならビギナーを釣れれば良くてそんなことする必要がないからだ.

 

ひと月と経たずしてブログ運営にうんざりしてTwitterアカウントを消した.

今ではあんな汚泥に塗れた世界を抜け出してよかったと思っているし自分がそうならずによかったとも思う.

皮肉にもブログを介してこれを発信していることは若干悔しいことではある.

 

人間の黒い深淵を見た2020年の3月であった.